「直葬」とは?「火葬式」とは?違いは?その疑問に簡単にお答えします。
近年、直葬や火葬式は都会を中心に増えてきていて、人が亡くなった場合の全体の2割程度が、直葬、火葬式を選ばれているようです。その需要が増えている直葬とは?火葬式とは?違いは?そんな方の疑問に簡単にお答えします。
ご参考になれば幸いです。
「直葬」(ちょくそう)とは?
直葬とは、葬儀の中でも最もシンプルな形式で、病院や施設などのご逝去先からご火葬を行う火葬場へ直接搬送し、通夜や葬儀告別式を行わずご火葬のみを行う形式をいいます。
お坊さんをお呼びしてお経をあげることのない宗教的な儀式のない葬儀です。
「火葬式」(かそうしき)とは?
火葬式とは、直葬とほぼ同じ意味で使われていますが、若干異なります。それは火葬の前にお坊さんをお呼びして読経していただき焼香してから火葬するという形ですが、直葬に短いお別れの儀式をプラスするスタイルと思っていただいたらよいです。特に定義はありませんので直葬と同じ意味で使われています。
この他に、通夜は行わず告別式のみを行う「一日葬」もあります。
直葬や火葬式が選ばれる理由は?
<直葬や火葬式が選ばれる理由>
- 費用を大幅に抑えることができる
- 家族だけで送ることができる
- 参列者が少ないから
- 宗教にこだわりがないから
- 期間の短縮ができるから
- 葬儀の参列者への対応などの精神的な負担が減るから
直葬や火葬式のデメリットは?
<直葬や火葬式のデメリット>
- 後々、故人の親族や友人などから、不満や苦情が出ることがある
- お寺の檀家の場合、納骨を断られる場合がある
- 最期のお別れの時間が少ない
- 直葬後の弔問者が来る場合がある
- 亡くなって24時間以上は、ご遺体の安置場所の確保が必要になる
直葬や火葬式の流れは?
<直葬や火葬式の流れ>
- 遺体の搬送 葬儀社又は搬送業者に連絡してご遺体を搬送します
- 遺体の安置 葬儀社や自宅に安置しますが、火葬場の空き状況により日数が変化します
- 納棺 直葬の場合亡くなられたままの衣装で納棺される方が多いようです。
- お別れの儀、お坊さんによる読経 花などを一緒に収めてお別れになりますが省かれる方もおられます
- 火葬 読経をお願いされる場合は事前に葬儀社やお寺にご依頼ください。
- お骨上げ お骨を骨壺に納めて、自宅に持ち帰り終了となります
後日、お骨は、「お墓に収める」「永代供養にする」「散骨、樹木葬」にする必要があります。
直葬や火葬式の相場は?
直葬や火葬式の費用相場は15万円~30万円といわれています。
<主な費用>
- 遺体の搬送費 3万円~5万円
- 安置施設利用料 5千円~3万円
- ドライアイス代 1万円~3万円
- 火葬費 0万円~7万円
- 火葬場待合室の利用料 5千円~1万円
- 読経料 3万円~6万円
- 葬儀業者手数料 5万円~
- 棺桶代 1万円~
- 骨壷代 5千円~
- 位牌代 1万円~
- 遺影代 1万円~
- お花代 5千円~
個人的な意見になりますが、出来ればお坊さんに読経をあげてもらう方が、故人への後押しになり、成仏への道が見つけやすいと思います。
健康保険からの給付金がもらえます
故人が国民健康保険や健康保険に加入していた場合は、葬儀費用について一部給付金を受けることができます。
国民健康保険に加入していた方が亡くなって葬儀を行った場合、役場で手続きすることで給付を受けることができます。金額は自治体によって異なり、おおむね1万円〜7万円ほどが支給されます。
健康保健に加入されていた場合、「埋葬費」と呼ばれ、葬式費用ではなく、埋葬に必要な費用を支援する費用が給付されます。こちらは自治体ではなく、全国健康保険組合をはじめとした健康保健を運営する各組合に対して手続きを行います。この健康保険で支給される上限は5万円です。
直葬や火葬式まとめ
直葬や火葬式をされる前に、親族身内とよくご相談されることをおすすめします。そして直葬といっても、なかなか個人でやるには難しく、葬儀屋さんにお願いする方がほとんどだと思います。葬儀屋さんにより、直葬に対応したプランなどもありますのでご利用されるとよいかと思います。
以上、「直葬」とは?「火葬式」とは?その疑問に簡単にお答えします」でした。
ご参考になれば幸いです。
ご覧になっていただき、ありがとうございました。。。
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