精進落としとは?なぜ必要?その疑問に簡単にお答えします。
精進落とし(しょうじんおとし)って聞いたことあるけど何だろう?なぜ必要なの?という方もいらっしゃるかと思います。聞いたことがある方もない方も、その疑問に簡単にお答えさせていただきます。
ご参考になれば幸いです。。。
「精進」とは?
そもそも「精進」とは、簡単に説明しますと、
- 上を目指して励むこと
- 行いをつつしみ身を清めること
- 肉食をやめ、菜食すること
- 仏道修行に努め励むこと
というような意味があります。
精進=修行という意味では、神社やお寺への参拝や神様がいる山(ご神体の山や奥宮があるような山)を登山された場合、ご自分が思っていなくても修行(精進)したことになっている場合があります。
精進落としとは?
精進落としとは、本来、神社やお寺への巡礼参拝、神事、祭礼などの行事が終わった後に、肉やお酒を摂取することをいいます。
その他に、身内に不幸があり、肉酒を断って精進料理(動物性の食材を一切使用しない料理)を食べていた方が、喪明けに通常の食事に戻すことをいいます。
現在では、葬儀の後の初七日法要でいただく食事のことを「精進落とし」ということが一般的になっています。
神社仏閣や登山で精進された場合
お寺での修行や神社仏閣への参拝、神さまのおられる山への登山をされた後は、精進落とし(肉魚お酒を摂取する)をされたほうがよいです。されないと体調が悪くなることがあります。
多くの方が「そんなの気にしなくても普通に食べる食事」だと思いますが・・・。頭の片隅に入れておいてください。。。
なぜ精進落としをするのか?本来の意味
精進落としをする一般的な意味合いとしまして、「慎む」行いや生活から普通の生活に戻す必要があので、区切りのような意味合いや感覚でいるのですが、本来の意味として、なぜ精進落としをする必要があるのかと言いますと、ご自分が「精進」された場合、高度な穢れのない状態になるため、一般の俗世に戻ると肉体が対応できなくて、体調を悪くすることがあります。それを防ぐため体を慣らす(穢す)必要があります。それが精進落としの本来の意味になります。
まさに精進して上がった体を、穢して落とすということですね。
以上「神社やお寺における「精進落とし」とは?なぜ必要なの?その疑問に簡単にお答えします」でした。
ご参考になれば幸いです。
ご覧になっていただき、ありがとうございました。。。