「天照大御神」とは?どんな神さま?そんな疑問に簡単にお答えします。
「天照大御神」この神さまの名をご存じの方は、多いのではないでしょうか? でも、どんな神さまかわからないという方もいらっしゃると思います。そんなかたに簡単にお答えします。
ご参考になれば幸いです。
天照大御神とは?
「天照大御神」は、日本神話に登場する神さまで、天皇のご先祖様にあたり、太陽を神格化した神さまです。そして、高天原(たかまがはら神々が住む世界)の最高責任者になります。
ご利益は、国家安泰、五穀豊穣、子孫繁栄などがありますが、日本国民の暮らしを守るというのが大きなご利益です。個人的な願掛けをする神さまではありません。
普段は、高天原で日本の国の大きな魂(たましい)を守っておられます。そうです「日本」という国には、「魂」があるんです。( ゚Д゚)。。。
天照大御神の誕生
「天照大御神」は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から逃げ帰り穢(けが)れを落とすため、禊(みそぎ)をして、左目をすすいだときに誕生したといわれています。
天照大御神の兄弟
天照大御神には、二人の兄弟がいます。
月読命(つくよみのみこと)と須佐之男命(すさのおのみこと)です。
天照大御神の「岩戸伝説」
須佐之男命(すさのおのみこと)の横暴に怒った天照大御神は、天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる洞窟にお隠れになりました。
太陽の神様がお隠れになると世の中は、真っ暗になり、食べ物が育たなくなったり、病が流行ったりと大変なことが次々と起こります。
困った八百万(やおよろず)の神々は、色々な手を使い、岩戸を開けようとしますが、天照大御神は出てこられません。
最後に神々は、踊れや歌えやの、どんちゃん騒ぎをしていると、そのにぎやかな笑い声を聞いた天照大御神は、少しだけ岩戸を開き覗かれました。
その隙間から声を掛けます。「天照大御神様、あなたより美しく立派な神をお連れしました。」と言い、鏡で天照大御神のお顔を映します。
自分の顔だと分からなかった天照大御神は、岩戸を開き身を乗り出します。その時、力自慢の神さまがさらに岩戸を開き、天照大御神の手を引き、天岩戸から出ていただくことができました。
そして、世の中が再び明るく平和な世界に戻ったというお話です。
「天照大御神」出雲の大国主に国譲りを迫る
地上界は、その当時、大国主命(オオクニヌシノミコト)が治めていました。それを天上界で見ていた天照大御神が、もっと平和で慈愛に満ちた国にしたいと、大国主命に国をゆずるように使者を遣わします。しかしながら、大国主命は、なかなか譲ろうとしませんでした。
ですが3度目の使者を送り、ようやく国を譲ることを了承した大国主命は、条件をだします。その一つが、出雲の地に天まで届かんばかりの大きな「お社」を立てること。それが出雲大社だと言われています。
天照大御神が祀(まつ)られる場所
天照大御神をご祭神として祀られている神社は、多数ありますがその代表が三重県伊勢市にある伊勢神宮内宮になります。
天照大御神に会える場所
天照大御神は、たくさん祀られている神社があり、声が届くところもたくさんありますが、実際に会えるところはなかなかないようです。それは、天照大御神は、普段「高天原」(たかまがはら)にいらっしゃるからだそうです。
ですが鹿児島県のある「山」でお会いする(つながる)ことができるそうです。
詳しくは、和の国の神さま [ 桜井識子 ]という本に書かれています。ご興味がある方は是非お読みになってください。ワクワクしますよ。。。
以上「天照大御神」とは?どんな神さま?そんな疑問に簡単にお答えします。でした。
ご参考になれば幸いです。
ご覧になっていただき、ありがとうございました。。。