人が亡くなった時にかかる費用とは? 知りたくありませんか?
人が亡くなった時にかかる費用って大体どのくらいだろう?と思われる方いらっしゃいませんか?そんな方の疑問に簡単にお答えします。
ご参考になれば幸いです。
人が亡くなった時に必要になる費用とは?
人が亡くなった場合、その後の費用を負担するのはご遺族になるかと思います、その時に必要になってくる費用って気になりますよね。葬儀費用がかかるのはご存じだと思いますが、その他にも色々費用がかかります。まず、どういう費用がかかってくるのかをまとめてみました。
- 医療費 入院、手術、特定診療費、夜間料金など
- 遺体の搬送費 遺体搬送費、ドライアイス・シーツ費など
- 遺体の安置費 自宅以外の場合
- 葬儀費 納棺、通夜、葬儀にかかる費用
- 火葬費 火葬にかかる費用
- お寺関係費 お布施、読経料、戒名料など
- 飲食費 お茶代、通夜料理、葬儀料理など
- お墓代 お墓を新たに建てる場合の費用
- 納骨費 納骨のかかる費用
- 永代供養費 永代供養にする場合の費用
- 水道光熱費 生前の水道光熱費や家賃、ローンなど
- 遺品整理費 不用品の処分費など
人が亡くなった時に必要な具体的な金額は?
①医療費
入院、手術代、は個人差があります。高額な場合は、高額医療費制度を利用しましょう。緊急搬送で救急車内で診療を受けた場合13,000円、紹介状がない状態で大病院を受診した場合、特定療養費、として10,000円程度請求されます。
②遺体の搬送費(30,000円~50,000円程度)
遺体搬送は、病院で亡くなった場合葬儀社にお願いするのがほとんどですが、病院から遺体安置所までの距離に応じて金額が変わってきます。20㎞までの近距離ですと、基本料金+ドライアイス、シーツで30,000円程度が相場になります。
③遺体の安置費(15,000円~100,000円程度)
遺体の安置は、自宅の場合費用(ドライアイスは必要)はかかりませんが、最近諸事情により自宅以外を選ぶ方が増えています。自宅以外ですと、斎場、葬儀社の安置室、民間の遺体保管所となります。安置施設利用料が5,000円~30,000円程度、ドライアイスが1日あたり10,000円~15,000円程度です。それに、付き添い宿泊をされる場合は50,000円程度かかります。
④葬儀費(15万~200万程度)
葬儀の費用は、現在たくさんの葬儀社、たくさんのプランがあり、費用を抑えて控えめにやりたい方から、最後だから豪華に送ってあげたいという方まで幅がありますが、15万円~200万が相場ではないでしょうか。なお、葬儀社のプランには、遺体搬送費、遺体安置費の含まれたお得なプランもあります。
⑤火葬費(0~70,000円程度)
火葬の費用は、自治体によって違います。無料のところから、70,000円程度のところもあります。お近くの自治体でご確認ください。
⑥お寺関係費(15万円~50万円)
お寺関係費とは、葬儀の際のお寺さんにお渡しするお布施のことで、地域性やお寺との関係性によってお布施の金額は変わってきます。15万円~50万円が相場です。
⑦飲食費(人数×10,000円程度)
通夜振る舞いや精進落としにかかる飲食費は、人数や規模により金額が変わりますが、目安として一人あたり1万円程度かかると思われます。
⑧お墓代(150万円~200万円)
お墓代には、墓石代、墓地の使用料、設置工事費が含まれます。お墓代の相場が150万円~200万円です。
⑨納骨費(50,000円~10万円程度)
納骨費には、お墓がある場合、お墓の彫刻料が5万円程度、開眼法要が3万円~5万円程度、納骨作業を石材店にお願いする場合は5千円程度必要となります。
⑩永代供養費(30,000円~200万程度)
お墓に入れずに永代供養にする場合の費用が30,000円~200万と幅があります。
⑪水道光熱費
生前の水道光熱費や家賃、ローンなどの支払いが残っている場合があります。この辺りは所定の手続きが必要になります。こちらのページをご参照ください。弁護士法人サリュ
⑫遺品整理費(50,000円~100万円)
遺品整理や不用品処分費は、不用品の種類や量によって変わってきますが、目安としては1DK~2DKが5万~30万円、、3DK~5DKが20万~100万円が相場です。
身内が亡くなり悲しみの上に、お金もたくさんかかります。慌てないよう前もって心づもりしておきましょう。
健康保険からの給付金があります
故人が国民健康保険や健康保険に加入していた場合は、葬儀費用について一部給付金を受けることができます。
国民健康保険に加入していた方が亡くなって葬儀を行った場合、役場で手続きすることで給付を受けることができます。金額は自治体によって異なり、おおむね1万円〜7万円ほどが支給されます。
健康保健に加入されていた場合、「埋葬費」と呼ばれ、葬式費用ではなく、埋葬に必要な費用を支援する費用が給付されます。こちらは自治体ではなく、全国健康保険組合をはじめとした健康保健を運営する各組合に対して手続きを行います。この健康保険で支給される上限は5万円です。
以上、「人が亡くなった時にかかる費用とは? 知りたくありませんか?」でした。
ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。。。