勧請(かんじょう)とは? その疑問に簡単にお答えします。
勧請とは何でしょうか? よく〇〇神社から勧請されて祀られたなど、お聞きになったことがないでしょうか? なんとなく意味は分かるけど詳しくは知らないという方が多いと思います。ここでは「勧請」を簡単に解説させていただきます。
ご参考になれば幸いです。
勧請とは?
そもそも勧請とは、本来は仏教用語なのですが、日本では神仏習合の歴史をたどる中で、神道の用語としても広がっていき、現在ではいくつかの意味があります。
- ご祭神を他の土地に分霊として迎えて祀ること
- 仏に救いを求め請い願うこと
- 仏像を招請して寺社に安置すること
- 法要などで仏に来臨を請うこと
などがあります。
神社における勧請
上の項にあるように神さまの分霊(わけみたま)を他の神社が迎えて祀ることを神道において勧請するというのですが、神さまを勧請することを分祀(ぶんし)ともいい、分祀された神社を分社(ぶんしゃ)や今宮(いまみや)と呼びます。
本社と分社の違い
勧請元の本社や総本宮に対して分社や今宮には、神格に大きな違いはありません。なぜなら分霊というのは本家の神様の神霊を分けたもので、同系の神様だからです。
しかし、ご利益としては歴史や風土、考え方によってその土地にあったご利益に変化している場合があります。
以上、「勧請(かんじょう)とは? その疑問に簡単にお答えします。」でした。
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